最新情報 RSS
 全 120 件中 [31-45件目]
2023/12/25豚汁頂きました
2023/12/18機関誌かわら版203号発行
2023/12/09ふれあいフェスティバル
2023/12/07お米寄贈しました
2023/12/03香川から見学
2023/12/02年内の活動は12/26火曜日まで
2023/12/01太陽と緑の会からの助成 第59回(from 1993)
2023/11/30冬の感謝セール開催します
2023/11/24事務局通信~値段は交渉で決める?
2023/11/21宿泊研修2023大阪兵庫 報告
2023/11/12徳島県職員地域交流体験研修(第13回)
2023/10/31家電リサイクル料金
2023/10/20白川学園に行ってきました
2023/10/08おミカン頂きました
2023/10/08定休日・冬期休業のお知らせ
投稿日:2022年02月20日

代表通信~松下照美さんの訃報に想う

「松下照美さんの訃報に想う」通信   R4.2.20
15日朝9時過ぎ「照美さんが眠るように息を引き取りました・・」と連絡が入りました。いつかこの時が来るだろうと、予測はしていましたが・・。新型コロナの影響で見舞いに行くことすらできませんでした。葬祭場の都合で、一日だけ葬儀屋さんに留まることになったと連絡が入りました。穏やかに横たわる照美さんに、最後のお別れが出来たことは幸いでした。
モヨチルドレンセンター活動報告会のため、全国を歩き回っていた照美さんが、毎年ケニヤに帰国する最後に、立ち寄ってくれたのがここです。わずかですが、モヨチルドレンセンターに支援を続けてきたことの報告でもありました。朝ミーティング前の30分程、ケニヤのストリートチルドレンの話をしてくれました。ゴミ集めや荷物の担ぎ屋など、僅かなお金を稼いで路上生活している子供たちの様子や、シンナーでフラフラになっている様子など・・。
「何でシンナー吸うの?そのお金で食べるもの買ったら?」の質問に「食べものよりシンナーの方が安いのよ・・シンナー吸うとお腹が減ったの忘れられる・・でも最後は脳を侵され・・廃人になる・・」
メンバー達みんなに伝わったかどうかは判りません。しかしいつもワイワイガヤガヤする皆が、シーンとする瞬間は確かにありました。
とても日本人など立ち寄ることすら難しいケニヤのスラム街を、彼女は現地スタッフと2人で歩き回り、モヨチルドレンセンターでフォロー出来そうな子供たちにアプローチしてきました。強盗に襲われたり命の危険にも遭遇しながら、体を張ったその姿が少しずつ認められようになりました。役人や警察のワイロ要求にも毅然として、諦めずしぶとく正攻法を続けた姿勢が、いつしか閉ざされた門を開かせることに繫がります。そんな彼女の後ろ姿はストリートチルドレンたちの記憶に残っていくはずです。教育より、そんな生き方をした四国徳島出身の日本人がいたこと自体が、人として大きな意味を持つことになるでしょう。合掌。
>>トップへ戻る
特定非営利活動法人(NPO法人)太陽と緑の会