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投稿日:2021年01月09日

事務局通信~悪いのは国民なのか

この冬一番の寒波の到来で、昨日の午後には一時雪がチラつくこともありました。
毎年長期間のお休みでリズムを崩すメンバーさんが何人かいるのですが、今回は、ほぼ皆顔を揃えることができました。

 新型コロナウィルスの感染拡大抑制を目的とした緊急事態宣言が、首都圏の一都三県に発出されました。関西三県や愛知県も宣言発出要請の方向で動いています。
 宣言自体が無意味だとは思いませんが、昨年4月の宣言発出について、感染拡大の抑制にどのくらいの効果があり、経済的なダメージをどのくらいもたらしたのか、といったことをしっかり検証した上で、今回発出する場合のメリット、デメリットや効果的なタイミング、といったことが十分に検討されているのか、疑問に思う面もないわけではありません。

 台湾では2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の教訓に学び、中央感染症指揮センター(中央流行疫情指揮中心)を設置、今回の新型コロナウィルスの流行に際してもいち早く国境を閉じ、迅速な対応でウィルスの封じ込めに成功しました。
 これに対して日本では、2009年に発生し世界中で猛威をふるった新型インフルエンザの教訓が、その後の政策や医療体制にどのくらい活かされたのでしょうか。
「このときこのような政策を行ったが、これは間違っており、もっとこうした対応を取るべきだった」と検証し、次に感染症が猛威をふるったときに備えて具体的に手を打っていく、といったことがどれくらいなされてきたのでしょうか。
 なぜ欧米に比べて圧倒的に重症者の方が少ないのに医療が逼迫しているのか。なぜワクチンの開発が諸外国に遅れをとっているのか、「間違いや問題点を認めて次に活かす、のではなく、うやむやにしてなかったことにする」では、同じ間違いを繰り返すだけです。

 パチンコ店や飲食店を悪者にすることで政策に対する批判の矛先をかわし、最後は「首相や知事がこれだけお願いしたにもかかわらず、自粛に協力してくれなかった国民が悪い」と責任を丸投げする。「気を引き締める」「皆が全員一丸となって我慢する」といった精神論で新型コロナウィルスに立ち向かおうとしている今の状況は、「鬼畜米英」に「大和魂」で戦いを挑み、国の無策のツケを国民に負わせて自滅していった太平洋戦争の失態と重なって見えてきます。

 新型コロナウィルスはいつか必ず収束します。しかし今回の失敗を検証ししかるべき手を打っていくということをしなければ、10年後、あるいは20年後にさらに厳しい感染症が流行した時に、もっと多くの命が失われることになりかねません。「やっと収束した、やれやれ」と胸をなでおろし、きれいさっぱり忘れてしまうようなことがあってはならないと思います。

 首都圏ほどではありませんが、徳島でも新型コロナウィルス検査で陽性と判明される方が少しずつ増えてきました。ウィルスによるダメージが怖いのは当然ですが、不安心理から生じる行動や言動によるダメージも本当に怖いです。徳島に帰省中の方で陽性判明した方もおられるようですが、今年は「県外からウィルスを持ち込んで…」みたいな誹謗中傷のない一年になることを願っております。

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特定非営利活動法人(NPO法人)太陽と緑の会