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投稿日:2019年08月22日

事務局通信132~お客様にタメ口


「客に向かってタメ口をきいてくるあの茶髪の店員、何とかならんのか」
ある日、お客様からそのようなお話がありました。
メンバーAさんのことであることはすぐに察しがつきました。
当たり前のことですが、お客様にもいろいろな方がおられます。お互いタメ口は使うべきではないと考える方、店員に対してはタメ口で話すが店員はお客様にタメ口を使うべきではないと考える方、お客様も店員もお互いタメ口でよいと考える方、様々だと思います。
しかし、それを見極めることは、Aさんにとってはある意味難問です。
「こういうのはちゃんと指導せんとあかんやないか」
指導を受ければ誰でもできるようになる、と願いたいところですが、そうはいかないのが人間の難しいところです。
指導や教育があらゆる問題を解決する特効薬ならば、学校教育ですべて解決されているはずです。
ハンディのあるなしに関らず、地域社会で生きていく以上、ルールを無視して良いわけではありませんが、タメ口を矯正するような指導や「相手が嫌がることはやめなさい」といった倫理的なアプローチをAさんに行っても、あまり効果はありません。
実はAさん、タメ口以外の言葉づかいもできます。例えばある施設の面接に行ったとき、面接担当者にいきなりタメ口を使う、ということはありません。タメ口を使ってよいかどうか、Aさんなりの判断基準があります。
毎日のように感情のバランスを崩し、バランスの回復が毎日の「作業」だったAさんが、自分で心のブレーキを踏むことで、週1回程度に抑えられるようになるのに、5年の歳月を要しました。
他者との関係の模索は始まったばかり。「自分を何で支えていくのか、どう自分の足で立っていくのか」という根源的なテーマが存在します。
自分の足で立ちつつ、社会性も獲得していく、というプロセスは、10年、20年、30年という気が遠くなるほど長いスパンの話です。
すぐに目に見える結果を求められる昨今の風潮には逆行するように思えるかもしれませんが…。
(文責:小山)
(当会の日々日常をつなぎ合わせたイメージです)


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