20051213日 (火)

第5回とくしまNPOフォーラムに参加

12月10日〜11日、第5回とくしまNPOフォーラムin吉野川市が吉野川市山川町にて開催、太陽と緑の会からは専任職員の小山とメンバーの米田君が参加しました。初日の基調講演とスペシャル座談会の間の時間を頂いて、小山からは太陽と緑の会に対するこれまでの支援への御礼と現状報告、米田君は「ファン」「自分の道」という2篇の詩の朗読をさせて頂きました。
今回のフォーラムは、基調講演、座談会ともに話の内容のレベルは高かったと思います。日々の実践を踏まえた言葉というものは、リアリティがあり、重みがあるものだと、改めて思いました。



NPOフォーラム 太陽と緑の会現状報告
特定非営利活動法人 太陽と緑の会 
事務局長 小山 隆太郎

NPO法人太陽と緑の会の小山と申します。本日はお忙しい中、また大変寒い中、お集まり頂き、本当に有難うございます。
ご存知の方もいらっしゃるかとは存じますが、今年の2月27日未明、太陽と緑の会事務局の建物で火災が発生し、全焼致しました。太陽と緑の会は昭和46年に設立し、昭和59年より障害者地域福祉、リサイクル、ボランティア育成、国際協力、という4つの分野をつないだ事業を展開してまいりましたが、この火災により大きなダメージを受けることとなりました。この建物は取り壊される予定だった元市役所仮庁舎、プレハブ2階建ての建物を、様々な方のご支援により現在の場所に移築したものです。お金も物もない中で、知恵と工夫をこらし、ボランティアの方のご協力を頂き、部屋の仕切りを作り、断熱材を入れ、天井を作り、壁にクロスを貼り、18年半かけて少しずつ手直ししてきたものだけに、本当に残念でなりません。
すぐに延焼を免れた別棟の倉庫を仮事務所とし、ボランティアの協力でガス、水道などのライフラインを確保、4日後には様々なハンディを持ったメンバーが復帰して障害者地域共同作業所としての活動を再開しました。消防、警察の現場検証が始まり、不審火の疑いが極めて強いとのことで捜査も長引き、警察から現場解除となったのは、火災から1ヶ月後のことでした。しかし火災直後から多数の方が来られ、お見舞い、励ましの言葉、差し入れを下さり、また支援金の口座の設置、募金活動の開始とともに、全国各地の5000を超す個人及び団体の方々からのべ1000件のカンパを頂きました。また建物の中の2トン車50杯分のゴミ、焼けたリサイクル品及び備品の搬出作業には、のべ100人のボランティアの方が駆けつけて下さいました。また屋外に仮設テントを設営してのリサイクル活動にも関わらず、不用品・資源ごみを持ってきて下さったり、リサイクル品を買いに来て下さったり、不用品回収依頼のお電話を頂くことで、事業の再建へ向けての思いを強くすることができました。
皆様方のご支援により、来年3月のオープンに向けて太陽と緑の会の再建も一歩ずつ進んでいます。不用品・資源ごみの引き取りにつきましては、大型の家具類の引き取りは保管場所の不足から一時見合わせていますが、それ以外は従来通りとなっています。リサイクル品の販売も電化製品、自転車、衣類、食器、雑貨など一通り行っております。水曜日以外は土日祝日も朝9時30分から夜6時まで活動しています。
これまでご支援頂いた皆様方にこの場を借りて御礼申し上げます。本当に有難うございました。