2005418日 (月)

近況報告

 全焼した建物前の約30坪ほどのスペースに、スチールラック約20本、メタルラック約20本、登り窯で焼いたように煤がこびりついた1万点以上の食器(ゴミ袋に入れてある)、焼け残った木材、1500点近くの真っ黒の電化製品、溶解したプラスチック製品、が所狭しと積み上がり、建物内の1階には2階から下ろした(もしくは落とした)、表面が煤だらけになった10万冊以上の本(4分の3はゴミ袋に入れてある)、溶けてブロックのように固まってしまった約1500枚のCD、1万枚のレコード、焦げて溶けかけている衣料品などが3ケ所に分かれて山となっています。
 3日前とはまったく異なる光景がそこにはあり、この2日間のボランティアの方のご好意とパワーに、感謝と敬服の念でいっぱいです。
 ラック類は使用可能なものは洗浄・磨きを経て再使用していくつもりですが、それ以外は、一部鉄くずになるものを除けば、資源としてのリサイクルもできず、焼却処分、もしくは中間処理を経て埋立処分となります。21年間、手間ひまかけて作り上げてきた宝の山が、一瞬にして資源にもならないただのゴミとなってしまったことは、本当に残念でなりません。
 4月後半はこれら残渣物の処理が中心となります。これが終わると、建物の取り壊し、そして新たな拠点の再建が視野に入ってまいりますが、事務手続き、そして何よりも資金面の問題が立ちはだかります。
 太陽と緑の会は今後何を目指し、そのためにどのような活動を展開して行くのか、そのために必要なものは何か、といった会の根本に関わる議論を再度煮詰め、一度は死んだ太陽と緑の会の再生を目指していきたいと考えています。(小山)