最新情報 10月25日

四国放送テレビで活動紹介

 10月25日朝7時から放映している四国放送テレビの番組「おはようとくしま」にて、太陽と緑の会の活動が紹介されました。
 県内のリサイクルショップの紹介という特集で、衣料品、釣具、厨房機器、電化製品などを扱い、買い取りや委託販売を行う「リサイクルショップ」さんが5軒紹介された後に続いて登場しました。
 リサイクル自転車の売り場、そして自転車の修理、磨き作業にあたるメンバーの岡本さん、富開君の真剣な姿がお茶の間に流れ、最後に代表杉浦のコメントがありました。

 番組中、引き取り手のいない放置自転車を直して安く販売する、と説明される場面がありました。ずらっと並ぶ放置自転車を見て、「ただで放置自転車をもらって売るとは、ずいぶんおいしい商売をしている」と思われた方もいるかと思います。
 しかし、まったく整備をせずに、頂いたものをそのまま販売するとしても、輸送コスト、保管コストがかかりますので、実はタダではありません。さらに太陽と緑の会では、自転車を使われる方が安心して乗れるように、消耗・破損したパーツの交換をはじめ、入念な整備を行っており、こうしたパーツ費用、整備コストを上乗せすると、本当は1台1万円くらいの価格をつけても収支トントンになるかどうか微妙なところです。 
 それを1台4000円〜8000円くらいの価格をつけて販売しているのは、1台でも多くの自転車をリユースしてほしい、との思いからに他なりません。

 自転車屋さんで自転車を修理して頂いた経験のある方はご存知かと思いますが、パンク修理でも1000円くらい、前後のタイヤを交換すると5000円くらいかかります。
 価格破壊が進み、1台1万円を切るような新品の安い自転車を買う人が増えると、「直すより新品を買い直した方がよい」と考える人が増え、自転車の使い捨てが加速度的に進行します。
 徳島市では、撤去された放置自転車の8割は持ち主が引き取りに来るということですが、残った自転車は1台600円かけて処分しなければなりません。撤去台数自体が増えているため、処分台数も増えており、撤去や処分に要する費用も馬鹿になりません。
 不用となった自転車はスクラップして鉄として再利用するよりも、修理再生してもう一度自転車として使う方が社会的コストも少なくてすみます。太陽と緑の会では、この自転車リサイクルの過程にハンディを持ったメンバーが関わっており、自転車が活かされるのと同時に、人も活かされるのです。営利目的のリサイクルショップさんとの違いの一つもこの点にあります。