最新情報 7月15日

作業所へのカンパ及び見学

 7月15日、太陽と緑の会月の宮作業所のメンバー5名、スタッフ1名、一年間ボランティア1名の総勢7名で、地域共同作業所「すだち苑」(半田町)、共同作業所「スマイル」(土成町)へ、カンパ手渡しと見学を兼ねてお伺いしました。
 「すだち苑」さんは、5年間の活動実績を持ち、無農薬野菜の栽培・販売、たこ焼き、やきとりなどの作業に取り組んでいるとのことでした。お伺いした時はちょうど農作業をされており、汗だくになってメンバーさんがクワをふるっている姿、「働かんと皆の給料は出んのや」と語る職員の方の真剣なまなざしが印象に残りました。国からの年間助成金110万円は昨年からなくなり、助成金は県・町からの年間350万円のみとなり、運営的にはかなり厳しい状況の中で、何とか作業収入を増やし、少しでも多くメンバーさんに給料として還元していきたい、という考えておられるようでした。
 「スマイル」さんは、今年4月に完成した土成町総合施設「健康センター・保健センター」の一角にあり、とても立派な建物でもちろん冷暖房完備で設備も充実していました。家賃、水光熱費は全額町が負担しており、作業は造花などの内職作業、建物玄関前の簡単な清掃作業などを行っているとのことでした。
 当会は徳島県内の障害者地域共同作業所はすべて見学させて頂きましたが、同じ徳島県内の障害者地域共同作業所といっても、運営状況や活動の中身には大きな違いがあることを改めて感じます。
 活動の中身よりも書類を重視する福祉行政のあり方にはいつも疑問を感じています。本当に中身のある活動をされている所がきちんと評価されるような世の中にならないと、最終的に辛い思いをするのはハンディを持ったメンバーです。メンバーの視点から見てどうなのか、ということを常に忘れてはならないと思います。