最新情報 6月15日

作業所へのカンパ及び見学

 6月11日、太陽と緑の会月の宮作業所のメンバー5名、スタッフ1名、ボランティア1名の総勢7名で、地域共同作業所「ほっとハ ウス」(徳島市)、地域共同作業所「虹」(海南町)へ、カンパ手渡しと見学を兼ねてお伺いしました。
 「ほっとハウス」さんは、3年間の活動実績を持ち、喫茶、手芸、お菓子作りなどの作業に取り組んでいる他、地区のゴミ集積場 の清掃活動などの社会貢献活動も行なっているとのことでした。地域でやることの意味と大変さを改めて感じさせて頂きました。
 「虹」さんは、今年の4月にスタートばかりで、古い日本家屋を手直しして、ようやくメンバーさんの通える場を作ることができ た、とのことでした。作業などの中身については今後少しずつ充実させていきたいとのことでした。現在は農作業などを行なっていま す。
 当会のメンバーも作業所のスタッフやメンバーさんにいろいろ質問したり、建物の中、販売している小物、畑などを見たりして、い ろいろなことを感じたようでした。
 どちらも専任職員は1名で、この専任職員の方が身を削りながら何とか作業所を支えていること、しんどい中でも何とかやっていけ るのはメンバーの支えがあるからだということ、などを改めて感じました。
 社会福祉法人運営の作業所を除けば、徳島県では障害者地域共同作業所所長という肩書きの実態は、責任は社会福祉法人運営の法定 施設並みに要求され、メンバーのフォローアップ、交渉、苦情・問合せへの対応、仕事の獲得、クレーム処理から会計、書類作り、雑 用まで、すべて一人でこなしていかなければならず、その一方で待遇は高卒の初任給以下(もしくは無報酬)というのが現実です。こ んな大変な仕事、できることなら早く誰かに代わって欲しいが、次の人が見つからないので辞めるに辞められない、という方も少なく ありません。
 助成金の増額も難しい中で、この状況を打破するカギは、やはり地域の人をいかに巻き込んでいけるか、にあるように思いました。