最新情報 10月23日

リサイクル日記・その25

アップルのお弁当

 リサイクル作業所の昼食は、ごはん、みそ汁は作業所で作り、おかずは宅配弁当を買っています。しかしリサイクル作業所のメンバー、スタッフの数が増え、多い時だと30人近くなるときもあること、メンバーから希望があったこともあり、お弁当の製造及び宅配・販売などを作業として行っている精神障害者地域共働作業所「あっぷる」(徳島市)のお弁当を毎日7個ずつ注文することになりました。
 朝早くから作ったお弁当は、水曜日を除く月曜日から金曜日まで毎日「あっぷる」のメンバーさんとスタッフの方が届けに来て下さいます。手作りの味がメンバーにも好評で、取り合いになるため、朝ミーティングの時に希望者を募り、多い場合はじゃんけんをして決めたりしています。このお弁当はおかずが5〜6品目とごはんがついています。特に手作りのコロッケは人気メニューで、このコロッケに目のないスタッフのAさんは「あっぷる」のお弁当に当たったメンバーに「一口だけ食わしてくれ」と頼むこともあります。また、リサイクル作業所で炊くごはんには栄養のバランスを考えて麦を混ぜていますが、これがあまり好きでないメンバーも多く、「あっぷる」のお弁当の「白ごはん」にひかれる人もいます。
 ある作業所のメンバーが作ったお弁当を別の作業所のメンバーが食べて「おいしい」と思う、というのはとてもいいことではないかと思います。「あっぷる」作業所の運営費の捻出に役立ち、こちらもお弁当を作って頂いて助かります。そして、お弁当についてくるメンバーさんからのメッセージを読みながら、お弁当を作る側と食べる側との間に行きかうものを感じるのです。
 「いつも、おいしいお弁当とまごころをありがとうございます。」