最新情報 8月31日

体験ボランティアBコースを振り返って

 体験ボランティアBコースも無事終了しました。全員が家にたどり着くまでは完全に「終わり」とは言えませんが、特に大きな事故もなく、ホッとしています。
 今回のワーカーの方達は、それぞれが自発的に動こうとする姿勢が感じられ、手があくと、自分で仕事を見つけようとしている姿が印象的でした。リサイクル作業所でのリサイクル活動、月の宮作業所での農作業とも、ほぼ予定通り進行し、体験ボランティア期間中のトータルの作業量はかなり大きなものでした。それだけ私達はワーカーさん達に助けられたのだと思います。
 おかげで畑も見違えるほどきれいになり、また急な回収依頼にもお応えすることができ、日頃なかなかできないことをやれたのではないかと思います。

 体験ボランティア事業の目的は3つあり、ひとつはワーカーの皆さんに様々な体験を通じて心のお土産をひとつでも多く持ち帰って頂くこと、もうひとつは非日常の世界に身を置くことで、当会作業所のメンバーの新しい一面を引き出していくこと、最後は日本全国とどこかでつながりを持つことで活動を客観的に見る視点を保つこと、です。
 毎日の全体ミーティングで出たコメントを当サイト上で公開して来ましたが、ワーカーの皆さんも、はじめて体験することが多かったり、地域福祉、リサイクル、有機農業の現実を目の当たりにし、よい経験となったようです。
 また当会の作業所メンバーは毎年この体験ボランティアを楽しみにしており、今回もいろいろなワーカーさんと共同作業や共同生活を行い、話もする中で、大変活き活きとした表情と動きを見せてくれました。
 最後にワーカーの皆さんとお話をさせて頂く中で、様々な刺激を受けるとともに、太陽と緑の会の活動のあり方を違った角度から考えるよい機会となりました。
 体験ボランティアの実施を発表し、広報活動を開始した頃、「本当に参加者の方が集まってくださるのだろうか。」「一人も応募がなかったらどうしようか」などと思い悩むこともありましたが、遠路はるばるお越し頂き、本当にありがたいことと思っています。これを機会に今後もお付き合い頂けたらと思います。(文責:小山)