最新情報 8月25日

体験ボランティア2日目

 8月24日(金)、朝7時に起床、7時20分朝食、8時に月の宮生活棟玄関前に全員集合し、ワークが始まりました。
 ワークは、リサイクル作業所でのリサイクルワークと月の宮作業所での月の宮ワーク、月の宮生活棟での生活ワークの3つがあります。
 
@リサイクルワーク
 4人のワーカーさんが参加しました。
 リサイクルワークでは、ワーカーの皆さんが日頃なかなか見ることのない中間処理場、可燃物焼却場、鉄くず業者などの現場を見て頂いたり、リサイクル活動の出発点である不用品の回収作業に参加して頂きました。
 ワーカーさんからは「中間処理場で不燃物をトラックから下ろすとき、とても切ない気持ちになった。いろいろな人にこれ(大量のごみが捨てられている状況)を知って欲しい」「(ダンプ)トラックから(不燃物や鉄くず)が落ちていく音が印象に残った。ただ大きな音ということだけではない音。人間として考えていかなければいけない」「焼却場の(生ごみなどの)におい、大きさが印象に残った。(物の流れの)最後まで知る必要がある」といった感想が出ました。
 またおおぎ学園(社会福祉法人運営の法定入所施設)からの実習生として月の宮作業所で作業をしている浅野さんを、おおぎ学園まで送迎しましたが、そのときワーカーさんにも学園の姿(玄関までですが)を見て頂きました。月の宮作業所のメンバーながら体調の問題もあって通所が中断した状態にある大谷さんも出迎えてくれ、「また(明後日実施予定のリサイクル自転車)バザーには行くけん」といって見送りまでしてくれました。
 ワーカーさんは「こんなに山奥にあるとは思いませんでした」(バスの走っている国道から細い道に入り20分以上歩いた所にあります)と言っていました。
 リサイクルワークは午後5時30分に終了しました。

A月の宮ワーク
 4人のワーカーさんが参加しました。うち2人は生活ワークの合い間に参加するという形をとりました。
 月の宮ワークでは不用品回収で入った太陽熱温水器の設置、草刈り、カボチャの収穫などを行いました。
 ワーカーさんからは「畑仕事をなめていた。暑さ対策の重要性を感じた。」「自転車磨きは1台の自転車を仕上げるのにすごい時間がかかる。メンバーの富開さんが自転車磨きの作業を自分の仕事としてやっていて、その仕事意識の高さを感じた。」「太陽熱温水器の設置は屋根の上に登って怖かったが、取り付けた後は充実感を感じた」「何をやっていいか分からないときもあった」といった感想が出ました。
 月の宮ワークは午後4時に終了しました。

 夕食は7時から開始、全員参加のミーティングを8時からはじめ、8時45分より柳澤寿男監督の記録映画「そっちやない、こっちや」を上映しました。この映画は愛知県知多市の療育グループの活動を記録したもので、障害者にとってのコミュニティ・ケア=地域福祉とは何かを考えさせられる映画です。昭和53年から昭和55年にかけて撮影されました。上映後、当時ここで活動し、映画にも登場する杉浦が、当時の療育グループを取り巻く状況と映画完成後の動向については無しをしました。