最新情報 8月4日

ボーナス討論会

 太陽と緑の会リサイクル作業所独自のシステムとして、ボーナス討論会ではハンディをもったメンバーがスタッフを評価する、ということを行っています。
 社会福祉法人等が運営する法定施設では職員(指導員)は常に評価する側であり、メンバー(所員、園生)は常に評価される側に立っています。立場が逆転することはありません。指導員は指導という職務を全うすることで公的資金から給料が支払われるので、指導員=教える人・偉い人、園生=教えられる人・ダメな人という図式が絶対的なものとなっているからです。
 そもそもメンバーに「意見」が求められることすらないのが現実であり、そのメンバーにスタッフの作業を評価させる、という試みは、福祉関係者から見れば「無意味なこと」「無謀なこと」とされます。
 しかし、どこの施設でも経験したことのなかった「スタッフに対する評価」を終えた各メンバーの表情は晴れ晴れとしたものがあります。目の輝きが違うのです。やはり、職員は評価するばかり、メンバーは評価されるばかり、ということでは決していい関係は築けないように思います。