最新情報 8月4日

給料ミーティング

 毎月恒例の給料ミーティングを行い、その結果決定した給料を各メンバーに支給しました。当会の作業所では、給料を直接メンバー本人に手渡し、その場で本人にサインしてもらいます。後で保護者から確認の印を押してもらう、ということはしていません。
 「自分が働いて得た給料は自分がもらう」ちょっと考えれば当たり前のことですが、障害者福祉の世界では、ハンディを持ったメンバーが働いて稼いだお金は保護者(収容施設に入所している場合は施設職員)が受け取るケースが大変多いのです。例え本人名義の銀行口座に入金しているとしても、管理しているのは保護者であり、メンバー本人は「自分の給料は保護者がもらっている」ということになります。
 理由としては「どこかで落としたりしたらいけないから」「好き放題使われたら困るから」「お金の管理などできない子だから」といったことが挙げられますが、要は大人として見られていないわけです。
 自分が1ヶ月頑張った結果としての給料が、自分を素通りして親の手に渡ってしまうのでは、頑張った甲斐がありません。「一生懸命やって給料が上がれば、自分の好きなものがたくさん買える」との思いがあるからこそ、暑い中、しんどい作業も乗り切れるのです。