最新情報 7月30日

体験ボランティア3日目

 7月29日(日)午前は、82軒の一戸建て住宅が集まる団地に、有価資源(新聞、雑誌、段ボール、空き缶)の回収にお伺いしました。2トントラック、1トントラック、2トンダンプの3台に、スタッフ3人、メンバー2人、体験ボランティアワーカー2人、城北高校(徳島市)からのボランティア2人の計9人が乗り込み、回収作業にあたりました。
 ここは30年ほど前に作られた団地で、今や高齢の方の割合が多く、有価資源ごみの集団回収も体力的に大変となってきたことから、当会への回収依頼を頂きました。
 現地での作業は実質30分間で完了し、お茶、アイスの差し入れと「助かったわ。ありがとう」というお言葉、笑顔を頂いて帰りました。
 合わせて古紙2210キロ、空き缶100キロあり、それぞれ選別後、古紙業者、鉄屑業者へ搬入しました。頂いたお金はゼロ円であり、労力とトラックの維持費・燃料費を考えれば決して採算に合うものではありませんが、お金にはかえられない大切なものを頂いたと思います。
 午後は不用品の回収や持ち込みが多く、食堂にはたくさんの品物が並び、それぞれがフル回転していました。
 夕方4時半頃にスタッフ2人に1年間ボランティアの樋詰君、メンバーの岡本さんが月の宮生活棟へ行き、夜のお別れパーティの準備を始めました。準備にはボランティアの田所さんも加わって下さりました。
 夜7時、お別れパーティ開始、メニューは当会ではおなじみとなった「韓国式焼肉」。焼肉、ごはん、キムチ、炒めもの、漬物などを朝鮮レタスでくるみ、パクッと食べてしまう豪快な料理です。この日を待ちに待っていた通所メンバーの走川君もうれしそうです。
 後片付けの後、ワーカー、メンバー、スタッフがそれぞれ3日間の感想を述べました。「最低でも1週間くらいいたかった。気持ちのいい3日間だった」と草薙さん。「最初は、皆自然に接してくれたが緊張して入れなかった。メンバーが作業に誘ってくれたり、教えてくれたりする中で、緊張していたのが解けてきた。」と小暮さん。短い期間であまりにもたくさんの現実を前にして、まだまだ頭の中で整理がつかない状態でしたが、それぞれ「こころのお土産」を手に入れて頂けたようです。