最新情報 5月31日

鮎喰川河川敷のクリーンアップ報告

今回、下記の内容で鮎喰川河川敷のクリーンアップを行いました。

日時:5月30日(水) 午前9時30分より午後16時30分まで
場所:鮎喰川河川敷(中鮎喰橋西詰 徳島市国府町南岩延)
目的:環境美化、不法投棄の防止
参加者:太陽と緑の会スタッフ、メンバー 計12名

 太陽と緑の会は、とくしま環境県民会議(平成12年1月)に会員として参加しています(クリーン・リサイクル推進部会担当)。今回、とくしま環境県民会議主催の「ごみゼロの日キャンペーン」の一環として、鮎喰川河川敷のクリーンアップを行いました。
 小雨と強い雨が繰り返す天気の中、ボランティアの櫛田さんがいつも持って来て下さる包装用のビニール袋を持ってごみ拾いを始めました。
 衣料品、段ボール、雑誌類がドロドロに腐っていて持ち上げると、下からだんご虫がたくさん這い出てきます。生ゴミ、使用済み紙おむつが入った黒のゴミ袋が山積みになっています。半分燃えてワイヤーが飛び出している自動車のタイヤ、カビだらけのソファー、引出しがない家具、ひん曲がった子供用自転車、ペンキなどが河川敷に散乱しています。テレビ、エアコン、洗濯機など家電リサイクル法の対象となっているものも多く、バラバラに分解したり、燃やしたりして投棄されています。
「こんなものを捨てていくなんて、人間として最低や。許せん」「何でこんな風に捨てるんやろな」「こうやって拾ってきれいにしても、また誰かが捨てるんやろな」「誰かがやってくれる、と思うとんやろか」「自分の家の庭に捨てられたら怒るくせに、こういうところだったら平気で捨てていくんやな」
 ハンディを持ったメンバー達から怒りの声が出てきます。なるべく物を増やさない、捨てない、といった生活様式に改めない限り、ごみの問題は解決されません。自然界で分解されないものを大量に消費する結果、こうなります。
 集まったゴミは、2トンダンプ3杯分の不燃物と軽ワンボックス1杯分の空き缶でした。
 今年、あるテレビ番組の企画で別の鮎喰川河川敷にてクリーンアップを行ったときは、きれいになった河川敷がわずか1ヶ月で元のゴミだらけの姿に戻ってしまったそうです。それだけ徳島県民のゴミに対するモラルは低い、ということです。もちろんそうでない人もたくさんいるのですが、「自分さえよければいい」という大人の姿勢・生き方を見て、子供たちが育っていることを、私達は忘れてはならないと思います。「最近の子供はおかしい」と言う方もいますが、おかしいのはむしろ大人の方です。

 なおこのクリーンアップの様子を近日中にホームページで公開する予定です。不法投棄の現状を皆様にも見ていただけたら、と思います。