最新情報 5月16日

リサイクル日記・その16

 太陽と緑の会リサイクル作業所は決して「仲良しクラブ」ではありません。ハンディを持つメンバー間に和気あいあいとした雰囲気はありますが、厳しい競争もあります。
 例えば、これまで自分が担当していた仕事を新しく入ってきたメンバーに取られてしまい、給料でも逆転されてしまう、ということがよくあります。
「この仕事はこれまで僕がやってきた。僕にとって一番得意な分野だったのに。後から入ってきた彼に取られてしまった…。給料も下がってしまった…。」そして、メンバーとスタッフによる新たな模索が始まります。
 ここでは能力や適性を無視して一律に扱う、ということはしません。給料ミーティングを行い、作業の成果に応じて給料を配分していますので、かなりシビアな面もあります。
 もちろん、メンバーの中にもいろいろな人がいて、このような関係の中で力をつけていく人もいれば、逆に活かされにくい人もいます。後者のメンバーのために、第2作業所として「月の宮作業所」があります。