最新情報 4月8日

リサイクル日記 4月8日

 今日は忙しい日曜日。朝から持ち込み(一般市民の方が直接リサイクル作業所に持って来て下さる)で入ってきた不用品の整理でバタバタとしています。ひと息ついて、お昼過ぎに不用品回収に出ていたトラックが帰って来て、山のような小物・雑貨類が食堂を埋め尽くし、2つあるテーブルのうち、1つを使って8人くらいの人が昼食を食べ、もう1つを使って回収品の整理、値段つけを行います。走川君、喜彦さん、工藤君が段ボール箱に入った品物をテーブルの上に出して、値段をつけやすいように同じものをかためて並べます。スタッフの三木さんと私が値段をつけ、メンバーが所定の売場に運びます。どこに何を置くか迷うことも多く、メンバーによってはとんちんかんな場所に置いていることもあります。
 太陽と緑の会リサイクル作業所のメンバーの作業時間は個人個人で違います。その人に合ったペースというものがあるからです。朝は9時からですが、帰りは3時、4時、5時、6時、最後まで、と様々です。特に4時に帰る人が多く、4時を過ぎると急にメンバーが少なくなります。しかし、4時前後(特に土日祝日の)からお客さんも増え不用品を持って来て下さる方も増え忙しくなる、という事がよくあります。
 今日もいつものようにテーブルは不用品でいっぱいです。このように書くと「さぞ儲かっているのだろう」と思う人もいますが、1つ30円、50円といったものが半分以上を占めるので、金額的には微々たるものです。しかも値段をつけても売れなければただのゴミです。
 「これから大和さんの本領発揮やな」大和さんはいつも6時近くまで作業をしてくれるので、4時以降主力メンバーが配達、回収、自転車作り、衣料品選別などで抜けているときには、とても頼りになる存在なのです。
 すると右隣にいた工藤君が
「ぼくも今日は5時までやるけん」と言ってきました。
 工藤君はこの4月から正式にリサイクル作業所のメンバーとなりやる気まんまんです。土日は5時までやるとのこと。
「いやぁ、そら助かるわ」と私が言うと左隣にいた喜彦さんも
「ぼくも今日は5時までやります」と言います。
喜彦さんは家の事情もあって5時までやりたくてもなかなかできなかったのですが、親を説得し、日曜日だけ5時までやれることになったのです。
 2人ともいろいろな作業を任せられるメンバーだけに1時間長くいてくれることでスタッフは本当に助かります。
 「仕事をして、評価してもらって、給料もたくさんもらえるようになりたい」
2人のそんな思いが伝わってきました。本当は、髪をふり乱してバタバタしているスタッフを見て「自分も何か手伝うたろか」と思ったのかもしれませんが…。