最新情報 3月20日

家電リサイクル法の問題点その5

4 「先払い方式」にすべき

 ゴミ処理費用及びリサイクルコストを消費者に負担してもらう方法には2つあります。ポイントは「いつ」負担してもらうかです。1つは商品を買う時に負担する方法で、もう1つは商品を捨てる時に負担してもらう方法です。
 商品を買う時に負担してもらう方法のメリットは、@確実に消費者から徴収できる、Aリユース(再使用)が推進される、B不法投棄が減る、の3つです。
 「商品を買う」という最初の段階でリサイクル料金を頂くので、取りそこなうことがありません。新品を買うときにリサイクル料金を払うわけですから、まだ使えるものは別の誰かに使って頂けるようになります。捨てるときは無料ですから、不法投棄は減ります。
家電リサイクル法は、本来この「リサイクル料金先払い方式」にすべきです。
 この方法に反対しているのは製造メーカーです。理由は、新品が売れにくくなるからに他なりません。家電リサイクル法がリサイクル料金の後払い方式を採用したのは、メーカー側の圧力があったからです