最新情報 3月16日

知られていない障害者福祉 その6

Eリスクを背負うことを評価しない社会

 この問題は障害者福祉に限った話ではありません。教育現場、老人福祉など様々な分野で見受けられます。リスクを背負ってでも挑戦する、ということがあまり評価されないわけです。逆に失敗した場合にはとことんたたきます。いわゆる減点法です。その最たるものがお役所ではないでしょうか。これでは、誰も失敗しそうなことはやらなくなり、失敗した時の言い訳ばかり考えるようになります。一度やってみてダメだったらもう一度挑戦してみたらいい、というようにはなりません。失敗して転落したら、なかなかはい上がれないのです。
 何もしないでいることよりも挑戦することの方が評価されるようにならないと、今の日本の社会はよくならないと思います。ベンチャー精神が育ちにくい理由もこの点にあるのです。