最新情報 2月7日

リサイクル日記・その7

 ようやく「男性用更衣室」を作ることが出来ました。
 リサイクル作業所の2階には、かつてここでメンバーの共同生活が行われていたときに個室として使われていた3畳の部屋が7部屋あります(元々は1つの大部屋だったのですが、12年前に板で仕切りを作りました)。メンバーの共同生活の場が月の宮へ移った後は衣料品や資材の物置などに使用していましたが、4年半前、女性のスタッフ及びメンバーの加入に伴い1室を女性用更衣室とし、さらに1室を休憩室としました。その分、他の部屋は荷物でぎっしりとなりました。
 その後年月が経ち、昨年10月に衣料品コーナーが家具倉庫へ移動したのに伴い部屋が1つ空いたのでその活用方法を検討した結果、男性用の更衣室とすることに決まりました。
 これまでは階段下近くのうす暗いスペース(かつては階段下の狭い空間で共同生活者が寝ていたこともありました)でカーテンを閉めて着替えをする人と、衣料品の選別コーナーで着替えをする人に分かれていたのですが、昨年10月から衣料品の選別コーナーが本の売場になったため、皆階段下近くのスペースで着替えをするようになり、手狭になっていました。
 更衣室を作ったことでようやくゆったりと着替えが出来るようになり、男性メンバーには大好評です。「これでA君のパンツ姿を見なくてすむ」と女性陣からも喜び(?)の声があがっています。
 当会の作業所は法定施設の9分の1の助成金でやりくりしていかねばならないため、慢性的な金欠状態にあり、設備を整えるといっても簡単にはいきません。しかし「お金はないが知恵はある」作業所でありたいと思っており、これからもいろいろ工夫をしながら乗り越えていくつもりです。