最新情報 2月7日

釜ヶ崎からの報告・その4

C 越冬夜回り活動に参加

 夜回り活動の一番の目的は、野宿されている方々の安否の確認と問診、相談を行うことです。今回は高校生及び先生計15名が研修に来ていることもあって、喜望の家のスタッフを含め総勢43名の大所帯となりました。うち毎週参加しているボランティアの方が約20人いるとのことでした。ずぶの素人が半分もいて、スタッフの方もかなり神経を使い、苦労されたのではないかと思います。
 最初に全体オリエンテーションが行われ、@絶対に話をしない、A寝ている方は無理に起こさず、安否の確認のみ行う(何も敷かないで寝ている人は生命の危険があるため起きて段ボールを下に敷いて頂くようにする)B2〜3人で一人を囲むことはしない(寝ている人を襲って金品を巻き上げる「シノギ屋」におびえながら暮らしているため)C腰を落とし目線を近くにして話すDケガ、体調不良が判明した場合リーダーに連絡するE過大な期待を抱かせるようなことは言わないF毛布は1人1枚(持っている人には原則として渡さない。持ってない人に渡す)G帰ってきたら手洗いとうがいをする、といった注意事項を確認しました。
 今回は全部で6グループに分かれ、毛布10枚、救急箱、段ボール、カイロ、お湯などを持参し(おにぎり、インスタントみそ汁を持参したグループもありました)、3グループは車を使って日本橋、天王寺方面を、残りの3グループはリヤカーを使って釜ヶ崎の南地区、西地区(西は今回が初めて)を回りました(西はリヤカーなし)。