最新情報 1月27日

リサイクル日記・その5

 冬物の衣料品の入れ替えを行いました。1年間ボランティアの杉本君、メンバーの岡田さん、浅野さん、田中さんが半日がかりで衣装ケース70箱分の衣料品を陳列しました。
 衣料品売場を本館2階から大きな倉庫の1階へ移動して3ヶ月近くになりますが、まだ「衣料品売場はどこに行ったのですか?」と聞かれることも多く、定着にはもう少し時間がかかりそうです。移動後は衣料品を吊るラックを1.5倍に増やし、これまでよりもたくさんの衣料品を展示できるようになりました。
 「これだけたくさんあると探すのも大変やな」「せめて男物と女物くらい分けてくれたら助かるんやけど」と言われることもありますが、一般のリサイクルショップのような細かい分類は現在の所考えていません。
 当会では「ハンディを持ったメンバーが支えていく衣料品売場」であることに意味があると考えています。当会の作業所にはいろいろなメンバーが通ってきています。売場のレベルを上げていけばいくほど、そこからドロップアウトしてしまうメンバーの存在があり、「そんなこと教えて訓練したらいけるんと違うん?」というほど簡単なものでもなく、「努力したら必ずできる」ということでもありません。努力は大切ですが、本人の力や適性を無視した努力は苦痛以外何ものでもありません。
 メンバーの力量や可能性を探りながら、売場のことも考えていく。このあたりがとても難しく、スタッフの力量が問われるところでもあります。