最新情報 1月12日

リサイクル日記・その1

 今年から新たにシリーズものとして、「リサイクル日記」というものを始めます。リサイクル作業所での日常のひとコマを通じて、様々なハンディを持ったメンバー一人一人の表情をお伝えできたら、と思っています。

 新年の活動がスタートして今日で3日目。初日は市民の方々が持ってきてくださった不用品の数々を選別して値段をつけたり、機関誌購読料を送って下さった方にお礼状を書いたり、絶えることなくかかってくる電話の応対に追われたり、とバタバタしていました。2日目からは不用品の回収活動も始まり、お客さんの数も増えてきました。あわただしい様子を見て、「繁盛しとるんやな」と言われた方もおられましたが、忙しいばかりで収支決算は大幅な赤字状態が続いています。しかし、こうして休み明けも市民の方々からお電話を頂き、また作業所に足を運んで頂けることは本当にありがたいことだと思っています。
「ずい分長い休みやったんやな。待ちくたびれたわ」
「どうも、ご迷惑をおかけしました。ふだん、なかなか休みが取れないものですから」
 こんなやりとりが何回も繰り返されました。

 長い休みがあると生活のリズムが崩れ、元のペースを取り戻すのに時間のかかるメンバーが結構います。昨年も1月はまともに出勤できなかったメンバーがいました。また出勤はしていてもしばらくの間、休みボケの状態が続いたり、落ち着きがなかったり、といったことはよくあることです。休み明けの様子を見ていると、休みをいかに過ごしたかが伝わってきます。
 今年の場合、出て来れるか心配なメンバーが何人かいましたが、1人を除いて皆無事に顔をそろえました。最後の1人も電話はあるのでもうひと息です。

 一般市民の方々、メンバー、そしてスタッフ、ボランティアと様々な人間がおりなすドラマが今年も始まりました。