最新情報 10月15日 

月の宮作業所活動報告

10月6日(金)
 午前中、メンバー2人とスタッフの小山の計3人でサツマイモ堀りを行い、コンテナ3箱分ほど収穫しました。昼食は取れたてのサツマイモや、この畑で収穫したタマネギ、ピーマン、ナスなどを使って、3人でみそ汁と野菜炒めを作りました。
 このサツマイモは「鳴門金時」というもので、徳島県の名産のひとつにもなっています。月の宮共同生活メンバーの岡本さんとボランティアの櫛田さん、工藤さんが中心となって植え付け、手入れなどを行ってきました。

10月10日(火)
 午前、午後合わせて3時間、メンバー3人とスタッフの小山の計4人でサツマイモ堀り等を行い、サツマイモはコンテナ4箱分ほど収穫しました。昼食は取れたてのサツマイモや、この畑で収穫したタマネギなどを使って、4人でみそ汁を作りました。
 メンバー3人にとって、今日の農作業は少しきつかったようですが、「土に触れてよかった」「時間の流れが国府と違ってゆっくりしていてよかった」「今度はいつ来るんでしょうか」といった声も聞かれました。作業するときと休憩するときとのメリハリがついてよかったように思います。

 (NPO法人)太陽と緑の会は現在「太陽と緑の会リサイクル作業所」という障害者地域共同作業所(小規模作業所)を運営しており、様々なハンディをもったメンバー23名が自宅、法定施設、病院、月の宮共同生活棟から通ってきています。入田町月の宮(現在の場所)の旧豚舎を拠点として昭和59年8月より作業所の活動がスタートしました。その後昭和61年7月、旧市役所仮庁舎を移築した建物が国府町南岩延(現在の場所)に完成して活動の新たな拠点となり、この頃から「第2作業所設立構想」が少しずつ練り上げられてきました。
 昭和61年4月、旧豚舎に水道をひき、平成2年8月、風呂とトイレを設置するとともに豚舎内の仕切りブロックを撤去するなど、旧豚者を第2作業所として使えるようにするための準備をボランティアの協力を得ながら進めていきました。
 また平成元年10月から約2年半かけて旧豚舎の東に面した山を切り崩して平坦地を作り、平成5年3月、そこに月の宮共同生活棟が完成し、翌月よりハンディを持つメンバー2名とボランティア2名による共同生活を開始しました。
 一方、第2作業所計画についてはスタッフ体制や会計の問題もあってなかなか実現できませんでしたが、これらの問題も何とかクリアすると同時にNPO法人化を果たしたことで、ようやく7月1日、正式にスタートすることが出来ました。第2作業所の正式名称は「太陽と緑の会月の宮作業所」となります。徳島県で35番目の障害者地域共同作業所(現在36箇所)となります。
 現在は農作業を中心に活動しておりますが、今後自転車の磨きなどの作業にも取り組んでいく予定です。国府の作業所と違ってここは人の出入りも少ないため、ゆったりとしたペースで落ち着いて作業に取り組むことができ、あわただしい国府では自分の居場所を見つけにくいメンバーを活かしていく場として期待されています。