2000年6月29日

月の宮作業所、活動スタート

 NPO法人太陽と緑の会では現在、障害者地域共同作業所として「太陽と緑の会 リサイクル作業所」を運営していますが、7月1日より、第2の作業所として「太陽と緑の会 月の宮作業所」をスタートさせます。
 当面は週1回、草取りや自転車の磨きなどの作業を行っていく予定ですが、軌道に乗ってきた段階で作業内容や日数を少しずつ増やして行きたいと考えています。
 今後は、NPO法人太陽と緑の会が「太陽と緑の会 リサイクル作業所」「太陽と緑の会 月の宮作業所」という2つの作業所を運営していく形になります。

 「太陽と緑の会 月の宮作業所」の立ち上げの趣旨は以下の通りです。
 「太陽と緑の会 リサイクル作業所」(国府作業所)では、不用品の回収・持ち込みをして下さったり、りサイクル品を購入して下さったりする一般市民の方が年々増えてきました(この5年間で回収件数は1.4倍、持ち込み件数は4倍に増加)。徳島市で粗大ゴミの収集方法がステーション方式から申込み制になったことも大きな影響がありました。
 その結果、以前のように拘束時間は長いが時間の流れはゆったりしている、ということはなくなり、作業時間の密度が濃くなり、時間の流れもあわただしくなってきました。
 また、当会の作業所に通ってくる様々なハンディ(身体障害、知的障害、精神障害)をもったメンバー達の数はこの5年間で16人から23人に増えるとともに、従来は少なかった精神障害の方の割合が増えてくるなど、メンバーの質量ともに変化してきており、「リサイクル作業所」ではなかなか活かしきれないメンバーの存在がクローズアップされてきました。新しく入ったばかりのメンバーには導入というものが必要ですが、これを「リサイクル作業所」で行うのはなかなか困難になってきました。
 「太陽と緑の会 月の宮作業所」構想は、こうしたメンバー達を活かし、新しい可能性を探っていく試みです。まだまだ手探りの状態ですが、今後ともよろしくお願い致します。