NPO法人認証

 4月17日付で、当会は「特定非営利活動法人 太陽と緑の会」として正式に認証されました。
 平成9年4月にNPO法人化の方向を打ち出し、日本NPOセンターやシーズ(市民活動を支える制度を作る会)との連携・支援を行いながら、法人化へ向けての体制作りに取り組んできました。少ない職員で日常活動を支えているため、なかなか準備作業は進みませんでしたが、昨年8月に財団法人安田火災記念財団様から特定非営利活動法人設立資金として30万円の助成を受け、ようやく同年11月に定款作成に着手し、12月4日に設立準備報告会、12月14日に設立総会を開催し、12月22日に徳島県に設立申請を致しました。
 当会がなぜ法人化を考えたか、またそれがなぜ社会福祉法人や財団法人ではなく、特定非営利活動法人なのか、この点については当会機関誌「かわら版」81号に詳しく書いてありますが、以下簡単に述べますと、法人化を必要とする理由は、任意団体では契約は個人契約、責任も個人責任となり、団体としての実態に合わないからです。今後はすべて団体(法人)としての契約に移行し、責任も団体として責任を負う(具体的には各理事の責任となります)形になります。
 法人化の選択肢として、当初は財団法人を考え、行政書士事務所の協力を得て準備を進めていましたが、「障害者福祉であれば社会福祉法人」という時代の潮流の中、当会のようなケースは前例がないため話が進展せず、財団法人化は断念しました。
 社会福祉法人を選択肢から外した理由は、作業所の設備や運営面での規制が多く、また職員とハンディを持ったメンバーとの関係が指導する側、される側の関係となること(職員は指導することで給料を税金からもらう)、活動分野は障害者福祉だけではないこと、など当会の活動趣旨にそぐわない面があるからです。
 今後とも、「特定非営利活動法人 太陽と緑の会」をよろしくお願いいたします。