投稿日:2008年12月12日

宿泊研修2008

 平成20年12月8日(月)〜9日(火)、財団法人徳島県福祉基金より「小規模作業所利用者社会参加促進事業」として受けた助成金に自己資金を合わせ、太陽と緑の会リサイクル作業所及び太陽と緑の会月の宮作業所合同の宿泊研修旅行を行いました。研修の参加者は様々なハンディを持ったメンバー、スタッフ、ボランティア、計28名です。
 今回の研修では、資源ごみの分別及び防災活動についての見識を深めることを目的として神戸市資源リサイクルセンター及び震災記念公園の見学、社会参加の一環として須磨海浜水族館の見学を行いました。
 12月8日午前9時30分、貸切バス(41人乗り・金比羅タクシー)に乗って、太陽と緑の会リサイクル作業所を出発、神戸淡路鳴門自動車道を北に進み、11時40分こうべ環境未来館に到着しました。経費節約のため、昼食は手作りのおにぎりとしました。
 午後12時40分より、同館の運営を委託されている「NPO法人社会還元センターグループ わ」の西尾さんの案内で見学開始。映像も交えた20分間の講義の後、隣接する神戸市資源リサイクルセンターの内部を見学しました。
 神戸市民154万人が排出する缶・ビン・ペットボトルが混ざった状態でここに集められ、機械選別及び手選別によって、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、カレット(無色、茶色、その他色など)などに分別されます。手選別の工程では、知的ハンディを持った人が作業を担当しているとのことです。
 午後3時半、宿泊先のシーパル須磨に到着しました。
 12月9日午前9時、ホテルを出発し、須磨海岸を散策、歩いて10分で須磨海浜水族館に到着しました。イルカライブなどを見学し、午前11時30分に水族館をバスで出発、午後12時30分、北淡震災記念公園(野島断層保存館・震災体験館)に到着しました。途中で購入した1食500円の弁当で昼食をとりました。
 野島断層保存館では、14年前の阪神淡路大震災の際に現れた国指定の天然記念物「野島断層」や断層が横切る民家を、当時の状態で保存・展示しています。また震災体験館では、同震災の震度7の揺れを実際に体感することができました。
 帰りは北淡ICから鳴門ICまで高速道路を走り、午後3時40分に太陽と緑の会リサイクル作業所に到着し解散しました。
 研修旅行で四国から外に出るのは、太陽と緑の会24年間の歴史の中で初めてのことです。作業所の利用者にとっても、今後作業に取り組んで行く上で貴重な社会経験を積むことができました。