こんなすばらしいところがあることが嬉しかった。世の中、何かがおかしいおかしいと矛盾?を感じていたので…。そしてそう考える自分も矛盾してるし、つまらない人間だとつくづく思っていた。でもどうすれば良いのか、どうしたいのか、整理がつかず悪循環だった。このボランティアに参加して、こんなにすばらしい人達の集まりに出逢えて、本当に見事に心が洗われた気がした。あれだけ整理できなかったものが、一部分片付けられた。まだ全ての整理はできていないが、自分自身が前進した瞬間を実感した(20代・女性)。
時には厳しく接し、メンバーさんそれぞれのできることを最大限に生かそうとする取り組みが印象的でした。私達のような短期間のボランティアにも、どう仕事に取り組んでメンバーさんとも接するのか、真剣に問いかけてくれた気がして、単なるボランティア以上の存在として見て下さったことに、正直少し驚くと共に、初期の自分の受け身な姿勢を反省する気持ちになりました。仕事に主体的に取り組みながらも周りを見る難しさは絶えず痛感しながらも、他のボランティアさんやメンバーさんに教わった部分も大きいです。
最終ワークの日、家具や衣類に取り組んでいたとき、今までは手一杯でお客さんを見る余裕もなかったのに、お客さんが品物を買われていったことに素直に心から嬉しく思えたことも印象に残っています。「自分なりに一生懸命ワークに取り組めたのかな」と思えた瞬間でした(10代・女性)。
東京に暮らしていると、息苦しさや物足りなさを感じたりして、「これでいいのか」と立ち止まってしまうことが多いですが、今回のボランティアでたくさんのヒントをもらった気がします。身体を動かして働くことの楽しさやチームワークの大切さ、一生懸命ひとつのことに取り組む充実感、ゴミを捨てるということに対する新たな意識、などです。またそれぞれの個性を発揮して主体的に取り組むといろいろなものが生れるんだなぁと、共同生活を通して実感しました。自分の苦手なものも見えました。もっと成長して自分の生き方を探したいと思いました。いろいろな発見の場を提供して下さった皆さんに感謝します。とりあえずは目の前のことに懸命に取り組んでみようと思っています…(10代・女性)。
私がこのボランティアに参加した理由は3つありました。学生生活最後の夏休みであり、何か思い出に残ることをしたかったから。大学で環境保護活動を行っており、「リサイクル・有機農業・エコライフ」というところに興味を持ったから。そして、障害を持った方たちと接する機会が欲しかったからです。
3つ目の理由についてですが、実は以下のような気持ちを持っていました。「障害をもった方たちに対して偏見を持ってはいけない。しかし、心のどこかで否定的な考えをもっているのではないか…。」障害を持った方たちと実際に接する機会をもってコミュニケーションを図ることで、こんな気持ちを変えられるのではないか。そう考えて、このボランティアに参加させていただきました。
言葉ではうまく今の気持ちを伝えられません。はっきり言えるのは、私の両親や先生、友人たちに抱いている「尊敬」と同じ気持ちを、メンバーの皆さんに対しても持っている。そんな感じです。とにかくメンバーさんみんな素敵なんです。一緒に作業したり生活するなかでそう思いました。
ビンの回収を断られて、リサイクル機能が不十分であること、思い知らされました。
自然とうまく調和した月の宮での生活。過ごしていてなんだか気持ちよかったです。
なんでも手に入る豊かな時代。自然との調和を無視し、便利な生活に慣れてしまった社会は、月の宮でのような生活を受け入れられるでしょうか。月の宮での生活システムを、なんとかしてもっと社会に広めていけないでしょうか。
「使えない→捨てる→新しいものを買う」ではなく、「使えない→直してみる→もう一度使う」精神に共感しました。杉浦さんのような方がたくさんいればいいのに…。
最後のパーティー、すごく楽しかったです。みんなではじけて。大木君、そがちゃんがきっかけだったと思います。私もそんな気持ちにさせられました。
これからまた私も普段の生活が始まります。でも普段の生活でも1つ変わったことがあります。それはいつでも「徳島のみんなは今ごろ…」と思うことです。
とても思い出に残る貴重な体験をさせていただきました。短い間でしたが、メンバーの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。(20代・女性)
(体験ボランティアの期間について)
A日程
ひじょうに短い。今日(最終日)が初日という気がする。
長かったら長かったらで良かったと思うけれど、短かったら短かったらで、今度は自分で機会をつくって参加したいと思えたので良かったと思います。
B日程
「ちょうどいい」
ひと通りの作業が体験できたので良かった。
「短い」
・10日間くらいでもよいと思う。
・作業や生活のペースがつかめてきたところで終了してしまったという感じでした。
(参加費について)
A日程
「ちょうどいい」
・お金にかえられないものをたくさんもらったのですが、お金があまり高くないということで、のびのびできたのでよかったです。
・「安い」
・安いと思います。
B日程
「ちょうどいい」
・食事もボリューム満点、生活棟もきれいでした。
・私の立場としては本当は安いと思うし、費用以上に価値ある日々だった。しかし中学生以上の参加条件であるのでちょうどいいと思う。
「安い」
・6日間¥10000…安過ぎ
(リサイクルワークについて)
まさか、毎日毎日、あんなに大量の回収品・持込み品があるとは思わなかった。そしてあんなに綺麗な物ばかりとは思わなかった。リサイクルとは簡単に考えていたけど、実際、回収→選別→店頭へ→それを購入、というサイクルを体感したのは初めてで、その長い過程を体感すると、ひとつひとつの物の有難みを重く感じた。
自分も含め、人間の愚かさを思い知らされた。リサイクルの大変さを経験していくにつれて、物の大切さを強く感じた。
メンバーの方たちと作業を通じてコミュニケーションを図ることができました。メンバーさんそれぞれが仕事のプロフェッショナルという感じで、とてもたのもしく感じました。
・衣類は回収から選別、整理、そして処理場、ウエスという全ての流れを見ることができ、とてもよかったです。ただ選別の大変さ、回収される衣類の多さ、処理場の臭いには驚きました。ウエスの時に川原さんが言っていましたが「服もここまでされたら幸せだよね」本当にそう思います。
・普段何気なく不用になったものを捨てていましたが、そのゴミがその後どうなるのか、どういう影響をもたらすのか、他にどのような用途の可能性があるのか、少し垣間見れた気がします。ものを買って消費する者としてもっとそれに対して責任を持つ必要があると思いました。
(有機農業ワークについて)
草刈り、石拾い、肥料作りをやりましたが、正直仕事を甘く見ていたようです。1時間もしないうちに疲れてしまい、農業の大変さを体で感じることができました。食べ物のありがたさを考えるようになりました。大げさですが、今まで自分が生きてこられたのもこうした人のおかげだと思いました。
・個人的にはもっと月の宮ワークに携わってみたかったです。リサイクルワークに比べてのんびりとしたペースで進められた気がします。メンバーさんとも休憩の合間などにゆっくり話をする余裕がありました。体を動かして、普段の自分の食生活がどこで支えられているのか、少しでも感じ取ることができて良かったです。
外で畑仕事するのがすごく楽しい発見。もっとしたかった。牛フン取りやカボチャの収穫等、普段できないことをできたのが嬉しかった。
有機野菜や果物の価値の高さが納得できた。贅沢な気分が味わえた。何よりおいしい!人間の生活の原点だと感じた。
1日しか参加できなかったので、もっと体験してみたかったです。
(エコライフについて)
想像以上に自然だった。もっと不便で汚いものかというイメージがありました。でも夜のし尿の匂いもなぜかやたら愛しく、生きてる、という感じがした。まさに自然。
トイレをコップ一杯の水で流す、というのはどうするのだろう?、と思っていました。でも実際やってみると水の量も充分だと感じました。普段使っている自分の家のトイレの水量はどのくらいの差があるのだろう、と考えさせられました。
これだけ徹底したエコライフをしているところがあることにまず驚いた。ワークが終わった今、合成洗剤のあふれている生活に戻り、便利さにまた押し負かされそうな自分が何からすべきか迷ってしまっている。
(石けん)シャンプー、リンス等、家でも使うようにしました。クーラーなくとも全く気にならなかったし、無農薬のブドウ、ピーマン美味しかったです。エコライフを体感して、そういったクーラーや農薬、添加物等、なんて無駄なモノなんだろう、と思った。
トイレを流す際にも必要最低限の水量で流すなど、無駄がないと思いました。東京では排泄物、生ゴミなどは単なる「汚物」としてしか認識していませんでしたが、月の宮ではすべてが循環されフル活用されていたので、そういう意識は不思議とありませんでした。バクテリアに対する悪いだけのイメージも少し変わりました。
自分が流した排水がバクテリアによって分解され自然にきちんと戻っていると思うと、なんだか安心しました。普段の生活ではたくさんの化学薬品を使って自然に無理やり戻しているんだろうなぁ、と地球環境に対する一種の罪悪感を感じていましたから。
(メンバーについて)
メンバーさんは各自のペースで作業に懸命に取り組みながらも周りに気を配るゆとりがあったように思います。少しずつではありましたが、メンバーさんといろいろな場面で他愛のない話をするのが本当に楽しかったです。
正直、はじめはかなり身構えていました。偏見も持ってました。でも、すぐにそれらが全く無意味なものだと気付きました。メンバーの皆さんには本当にお世話になりました。仲良くして下さって嬉しかった。仕事についても、人生経験についても、私より先輩の人達がほとんどだったし、教わることも多かったし、貴重な話もたくさん聞けて良かった。
ハンディを感じさせないぐらい自立した方を見ると、自分も負けないように頑張らなければ、と刺激を受けた。努力もするし、たまにサボりもするんだとわかって、私と同じだなぁとも思った。
メンバーの皆と一緒に生活したり作業した中で感じたこと。それは「どこにハンディがあるのだろう」ということです。みんな料理もできるし(私よりも?)作業のプロだし、いろんな話ができるし…何が違うのだろうと思いました。タバコとお酒があんなに好きなのは意外でした。
どういうところが「ハンディ」とされてここに来たのか、もう少し滞在してちゃんと知りたかった。社会の現実が見えてくるだろうので。
とても楽しかったです。歌を歌ったり、色々、ちょっとずつだけど、話をしてくれたり、仕事を教えてもらったり、最初はドキドキしてたけど、ずっとドキドキしてたけど、恥かしいドキドキから、嬉しい、楽しいドキドキに変わってきた気がする。もっと一緒に作業がしたいです。 |