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投稿日:2022年07月29日

代表通信~ハートランドあっぷるの想い

「ハートランドあっぷるの想い」通信  R4.7.29
「・・ふんだんにお金を注ぎ込んだ店舗に、障害や病を抱え持った彼らを置くのは簡単なこと、何処かのシェフやパティシエが作ったものは、綺麗で美味しいのは当たり前のこと‥人は綺麗なものに憧れ、綺麗なものに包まれたいと願うのも当たり前のこと‥社会福祉の本質は何だろうかって、僕はやはり考えてしまうのです。彼らにとって良きこと、彼らにとって様々な形があること、それはきっといいことに違いないのでしょう。けれどやっぱり僕は考えてしまうのです。シェフやパティシエがいなくても、彼らがいるHeartlandに今日も僕は立とうと思っています。長い長い僕の旅はまだ道半ばです・・」
そんな言葉を紡ぐ理事長の山下安寿さん。
徳島市北島田にようやくお弁当を作る作業所を構える事ができてから22年。籠屋町の喫茶店、新町川のスイーツ工房、そして、南庄町に自分たちが考えるハートランドあっぷるを構えて、この10月で3年。では普通の弁当屋、喫茶店、スイーツ工房とどう違うのか?
入口を入ると前にスイーツ工房厨房、左手にはテーブル席、奥には喫茶・弁当作りの厨房が見えます。普通は従業員(障がい者メンバー)が作業している姿を隠すために壁を作り、テーブル席やショーケースは綺麗に、作業風景は隠すのが原則でしょう。
「・・こんな設計では奥が丸見えになるよ・・」と注意されたら「・・作業している姿を見てもらうのが大切・・」と答え「・・プロのケーキ職人ではそんな作り方ありえんわ・・」との指摘には「・・それやったら、メンバーが関われんようになってしまう・・」と返す、ベテランスタッフ阿部さんがいます。
「『自分の事を解って欲しい‥』権利があるとしたら義務をその人なりに果たすべき‥無条件で障害や病故にと理解が成り立つ部分はごく少しのものだと思うのです。その主訴や訴えが「社会的に全う」な妥当性があるものか否か‥そこが本人にも家族にも問われていくのだと思います。「しんどいこと」から離れる事なく、ルーチンの日々を繰り返していく‥もし夢を描くなら、当たり前のその「しんどいこと」を繰り返して行く事が最短の道であると知るべきなのです。」
こんな言葉も書き落とす山下安寿さん。
料理やスイーツの専門家と言われる方たちや、障害者福祉の専門家と言われる方たちにも、見えにくく語りにくい『今』があります。残念ながら、そんな『今』を語れる『人』がいない。山下安寿さんに幸あれ。(杉)
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