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投稿日:2021年05月21日

事務局通信~ワクチンと同調圧力

梅雨入りしてから毎日雨ばかりの徳島。
今日も昼過ぎからパラパラと雨が降ってきました。

 アメリカでは5人に2人、イギリスでは3人に1人、シンガポールでは4人に1人、イタリア、スペインでは7人に1人がワクチン接種が完了しています。それに比べ、日本は50人に1人と圧倒的に出遅れています。徳島市では65歳以上の高齢者の方にようやくワクチンの接種券が届いたところで、71才のメンバーNさんも実際の接種は8月以降になりそうです。

 お客様の中で、珍しくマスクをされていない方がおられました。こちらから何かお声がけした訳ではないのですが、お客様の方から話しかけて来られました。
「実はもうワクチン終わったんよ」
 ワクチン接種が完了したから新型コロナウィルスに感染する心配はない、だからマスクの着用をやめた、ということなのでしょう。このお客様の中では、もうコロナ禍は終わったのかもしれませんね。

 ワクチンを打ち終わった人は、マスク着用から解放され、居酒屋で夜遅くまで大人数で飲食し、カラオケも旅行も好きなだけ行ける、というコロナ禍前の生活を取り戻す。ワクチンをまだ打ってない人は、夏の暑い最中でも引き続きマスクを着用し、会食は4人以下2時間以内とし、宴会も旅行もカラオケも自粛し、緊急事態宣言が出ればステイホームを求められる。同調圧力が作用しやすい日本で、このようなダブルスタンダードが並立するとは考えにくいです。
 マスク着用が法律などで義務化されている諸外国とは違い、日本では義務化はされていませんが、多くの人が自主的にマスクを着用しています。それは「皆が着用しているから」です。国や自治体からの要請もありますが、一番気になるのはやはり「周囲の人がどうしているか」であり、そこが判断基準として重要になってきます。
 だから、たとえ緊急事態宣言が出たとしても、ワクチン接種の終わった人が「私たちには関係ない。ワクチンを打っていない人だけの問題だ」と自由に行動しているのを目にすれば、誰も自粛などしなくなるでしょう。
 高齢者以外の人も含めて早くワクチン接種を進めて行かないと、様々なトラブルが予見されます。ワクチン接種が完了した人の行動変化に引っ張られる形で、打ってない人の生活もコロナ禍前に戻っていくでしょう。ワクチン打った人は自由な生活を謳歌し、打っていない人だけ我慢を強いられる、こんな不公平が甘受されるはずがありません。

(すでにワクチン接種が終わった方の中には、夏休みの旅行の計画を立てておられる方もいるでしょう。旅先で感染して家族や職場に迷惑をかける心配も、旅先にウィルスを持ち込んでしまう心配もないわけですから、安心して堂々と行けるわけです。この夏、国内旅行は高齢者の皆様で盛況となるかもしれません。あるいはワクチン接種証明書を取得して海外旅行に行く方も出てくるかもしれません。)

(「私はワクチン打っているから大丈夫」と飛行機の機内でマスク着用を拒否する人が出てきたらどう対応するのでしょうか。ワクチン接種済みの人にマスク着用をお願いする根拠性は乏しいかもしれませんが、それを容認したら、今度は他の乗客が納得しないかもしれません。打っていなくても「打った」と虚偽の申告をする人もいるでしょう)

 重症化リスクの高い人のワクチン接種が完了した段階で、感染症法における新型コロナウィルス(COVID-19)の位置づけを「新型インフルエンザ等」に含めている今の形から、季節性インフルエンザと同じ5類指定に改めて、医療機関や保健所の負担を減らす方向に持っていくのが現実的かもしれません。


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