投稿日:2015年01月10日

代表通信18〜四国学院大学学生からのレポート

四国学院大学社会福祉学部の富島先生より、この前見学研修した学生たちのレポートが届きました。

「障害者の人とスタッフ(職員)の区別がつかない」
「今までワーカー(職員)が指示したことをただするというのしか知らなかったが、太陽と緑の会では自分から行動していてすごいと思った」

「太陽と緑の会のお店に多くの地域の方々が訪れていて、障害をもつ人々と楽しそうに会話をしていたことが印象的だった。お店なのだからお客さんが来るのは当たり前だが、障害者が働いているということだけで敬遠する人も中にはいると思う。しかし徳島の人々はそんな差別をすることなく、多くの人が買い物と会話を楽しんでいた。障害を持つ人々が地域で生活するというのは、こういう事であるのだと実感した」

「障害者が何も出来ないわけではないのに、私たちが障害者を何もできないと思ってしまうのは、障害者の出来ない部分を探し出し、自分達の思う『障害者』に当てはめることで相手を理解しようとしているからではないだろうか」
「・・第一に思ったことは、人の出入りが活発な非常に活気ある場所だなということだった。駐車場が満車状態で、かつ車の出入りがひっきりなしな光景を見て、素直に驚いた。当事者の関係者やごく限られた人しか施設を訪れない場所だと思っていたからだ」

「特別活動(対応)≠配慮(フォロー)というものを、実際に感じ取ることが出来たのは有意義だった」
「・・『分からないかもしれないが伝える』という言葉がとても印象に残っている。分からないから伝えないことは簡単なこと。できないと思うより、できるかもと思うことが大切だということに気付かされた。同時に自分の心のどこかで、障害のある人を下に見ていたのだと知り、とても恥ずかしく感じた」

「・・このような場所はあまり見たことがないので、私は驚かされた。しかも専任スタッフは彼らを支援することで給料を成り立たせているわけではなのだ。給料のほとんどは世間からハンディを持つと言われている彼らと一緒に働いたことで成り立っている・・」

私なりにピックアップしてまとめてみました。
若い感性に、ここの活動が引っ掛かってくれたことに感謝です。またそんな感性を磨こうと、色々な仕掛けを飽きずに続ける富島先生にも、多謝。(杉)