投稿日:2015年01月10日

代表通信17〜城満寺に行ってきました

平成26年12月31日海陽町にある城満寺で、田村航也住職とお会いすることができました。
周りを山に囲まれた四国で最古の禅寺が、静かに佇んでいました。といっても、私が最初に訪れた当時は、本堂も座禅堂も鐘つき堂もそして門さえない広大な空き地でした。横の古びた庵に大槻哲哉前住職が、一人ひっそりと住んでおられました。檀家を持たず托鉢だけで生活し、時々食あたりをしながら(本人曰く)、全国にある曹洞宗の寺を回って城満寺復興の寄付を募ること20年、願いは叶って立派なお寺が再建されました。
太陽と緑の会創立者近藤文雄が、晩年城満寺復興に力を注いだのも、大槻和尚の生き様から触発されたのかもしれません。大槻和尚が近藤文雄の葬送の儀を行って17年。3度の心肺停止にも関わらず三途の川から生還し、言葉はなくとも眼光衰えない大槻和尚さんにお会いできた、有難き年の瀬でした。(杉)