投稿日:2014年09月30日

県職員NPO研修

9月29日、30日、2日間に渡り、太陽と緑の会にて徳島県職員・NPO法人短期体験研修を行いました。県職員の皆様が県内のNPO法人の活動に実際に参加するとともに、ディスカッションを行い、相互理解を深めるという趣旨のこの研修も今年で4回目となりました。
今回は病院の看護士・事務職員、保健師、自然環境戦略課、河川振興課など、様々な職種・部署から過去最多の8名の皆様(男性2名、女性6名)が参加して下さいました。

研修はオリエンテーション(事業内容・ミッションの説明及び見学)、作業体験、意見交換の3本立て。オリエンテーションでは、福祉分野についてあまりご存知ない方がほとんどでしたので、福祉領域のベース部分の話もさせて頂きました。
様々なハンディを持ったメンバーと一緒に、トラックに乗って各ご家庭に伺いしご不用となった品物を頂く「回収」作業から、資源ごみの積込、品物のお持ち込みの受付、仕分け、リユース品への値札つけ・陳列・入替など、幅広く体験して頂きました。
太陽と緑の会が他の福祉施設とどこが違うのか、なぜこのような事業を行っているのか、なかなか話だけではイメージしにくいのですが、実際の体験と合わせることで、多少なりともイメージ化につながったのではないかと思います。

将来、県の政策決定の一端を担うかもしれない(もしくは既に担っている)皆様に、現場の最前線を知って頂くことは、意味のあることだと思います。市民の多様なニーズを前に、国と市町村の中間にある県がどのような政策決定を行い行政サービスを展開していくのか、まずは「現場を知ること」から始まるように思います。

何でもすべて行政に任せておけばよい、という時代は終わりました。私たちも、自分たちにできることはなるべく自分たちでやり、できないことはサポートをお願いするというスタンスが求められているのかもしれません。

お互いを知ることにつながるこの研修、来年以降も継続して頂ければと思います。