投稿日:2014年02月04日

新年会

2月3日午後8時より、太陽と緑の会月の宮共同生活棟で、メンバー、スタッフ、ボランティア参加のもと、新年会を行いました。メニューは手巻き寿司とそば米汁。材料だけ購入して、準備から後片付けまで全員で行う、というスタイルです。その方が費用が安くて済む、ということもありますが、メンバーも作業に参加することに意味があります。

この共同生活棟は、現在29才から64才までの3障害のメンバー4名が共同生活を行っています。この生活棟は障害者総合支援法上のいわゆる「グループホーム」ではないため、公的資金はゼロ、自己資金で運営しており、「利用者」も「世話人」もいません。(制度上のグループホームであれば、公的資金を頂き、世話人を雇用し、利用者さんのお世話をします)

同居する職員2名を含めた6名は共同生活者という位置づけであり、炊事、食材の管理、洗濯から、台所・食堂・トイレ・風呂などの掃除、ごみの分別・処理など、生活に必要な作業を分担して行っています。「できることは自分でやり、できないことは助け合っていく」というスタンスです。

共同生活棟がスタートして21年。ハンディを持ったメンバーに家事ができるのか、といぶかる方もおられるかもしれませんが、今の彼らは家事を親任せにしている健常者より上では?、と思わされることもしばしばです。

日頃は自宅から通所しているメンバーに、共同生活棟メンバーの実践を見て、体験してもらうこと。そこに新年会の意味があります。