投稿日:2013年11月18日

代表通信02〜海陽町の城満寺訪問

11月10日、徳島県海陽町吉田にある城満寺に行ってきました。四国最古の禅寺である城満寺の復興に奔走された大槻哲也和尚の想いに賛同し、晩年は禅や仏教への関心が高かった近藤文雄(太陽と緑の会創立者)のもう一つの石碑がここにあります。何もなかった山奥に、本堂、山門、座禅堂、鐘突堂、そして庫院が次々造られ、この21日に計画最後となる庫院落慶式が催されます。20年かけ、全国にある全ての曹洞宗の寺を2度廻っての復興資金調達や、托鉢で生きぬく姿勢に圧倒されました。その後を引き継いだ、若き田村航也和尚が準備に奔走されていました。平成7年8月に「私の世界観」を出版し、西田幾多郎から釈迦牟尼、道元禅師にまで言及した近藤文雄は、平成10年3月にこの世を去ることになりました。