投稿日:2012年09月17日

事務局通信54

事務局通信54〜社会の風

地域活動支援センター太陽と緑の会リサイクル作業所は午前10時から午後7時まで、土日祭日含め年間300日活動している。3連休も、ゴールデンウィークも関係ない。
 様々なハンディ(身体、知的、精神)を持ったメンバー20人が働く作業所ではあるが、一般市民の皆様がご家庭でご不用となった品物・資源ごみを提供したり、リユース品を購入するための常設店舗という側面もあり、毎日150〜250人の皆様が訪れている。福祉施設でこれだけの人が来る所は珍しい。

 当作業所では、「社会の風にさらされるのがしんどい」という一部のメンバーさんのニーズに応えるためバックヤードの作業部屋も設けているが、基本的には、メンバー、スタッフ、ボランティアによる作業の様子はガラス張りだ。良いところも悪いところもオープンになっている。いわば、毎日200人の市民の皆様からモニタリングして頂いているようなものである。

 その他、年間10件以上の見学受入(うち半数以上は徳島県外の団体)、年間5件以上の体験実習・研修受入も行っている。
 いろいろなご意見やアドバイスを頂く中での気づきもあるが、より大切なことは、「いつも見られている」という緊張感を職員が保つとともに、発信を欠かさないことである。
 外からの風が途絶えたとき、組織の腐敗化が始まる。今、改めてそのことを思う。