投稿日:2012年02月12日

27周年記念誌発行

 2月10日、「太陽と緑の会27周年記念誌」を1000部発行しました。

 28年目にして、ようやく記念誌を発行する運びとなりました。
 記念誌発行作業は、約7年前の火災で焼失した文書データを入力し直す所から始まりました。パソコン(6年前阿波銀福祉基金様の助成で頂いたもの)を使用して、写真・イラストの取り込み、レイアウト、校正など、印刷原版の作成まで当会で行いました。
 専門の業者に頼むと余計にお金がかかってしまうという経済的理由もさることながら、自分たちのできることはなるべく自分たちでやるということの中に大切なものがあり、何でもお金を払って済ますことで失うものもあるのでは、との思いから、忙しい日常業務の合間を縫って半年の歳月を費しました。
 27年間の歩みを振り返ることで、活動の意義を再確認することにもなりました。戦略的な部分では、時代を見据えて変化していくことも必要ですが、理念的な部分で「長い年月を経てもぶれない軸」を持ち、実践と検証を持続していくことが、NPOのような活動の社会的存在理由なのだと、改めて思いました。
 様々なハンディを持ったメンバーを始め、スタッフ、ボランティア、会員、ご寄付を下さった方、品物を提供して下さった方、リユース品を買いに来られた方、子供さんから年配の方、諸外国の方まで、太陽と緑の会の活動には幅広い方々が関わって下さいました。
 多様な人と多様な物が織りなす27年間の営みの一端を記念誌としてまとめることで、それらの皆様への感謝の気持ちを表すとともに、これから関わって下さる方へのご挨拶になれば、と考えております。
 これまで本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
(特定非営利活動法人 太陽と緑の会 事務局長 小山 隆太郎)