投稿日:2008年08月30日

事務局通信21〜五感で感じるエコハウス

 今年も暑い夏が終わろうとしています。隣接する鮎喰川から流れて来る風の中に、ひんやりとした「秋」を感じるようになりました。エアコンのない所で仕事をしていると、季節の変化を肌で感じることができます。
太陽と緑の会の事務局・作業所兼店舗ではエアコンがないのが当たり前です。見学や面接等で来られる方のために、約25平米の事務室と約29平米の面談室にのみエアコンを入れておりますが、この夏、面談室のエアコンの使用時間はトータルで5時間くらい、事務室の方も50時間くらいしか使っていません。設定温度は通常は30度で、大勢お客さんが来られた時のみ29度にすることもあります。
屋根裏の通路に上がると、建物内上部を吹き抜けていく風の流れを感じることができます。見学者の方からも「下は暑いけれど、ここはけっこう風がありますね」との声が聞かれます。天井に設置された換気扇に手を当てると、熱気を吸い上げているのが分かります。
火災前のプレハブ2階建ての建物の時は、夏場はお客さんも売上も通常より3割くらい減少していましたが、エコハウスになってからは1割強の減少で済むようになりました。
連日の晴天で水不足となり、雨が恋しくなるほどの暑さが続きましたが、反面太陽光発電はフル稼働し、7月は月間で過去最高の2348kwhを発電、余った電気は四国電力へ売ることができました。
レジ横に設置してある発電モニターを毎日見ていると、「今日はどんどん発電しているな」「曇りだから発電量も少ないな」といったことがよく分かります。
「今日は(暑さも)ちょっとましやな」「そうですね」
そんなお客さんとハンディを持ったメンバーとのやりとりもエコハウスならではのものかもしれません。(小山)