投稿日:2008年04月14日

太陽光発電による電力の自給自足達成

 NPO法人太陽と緑の会の事務局・作業所兼店舗(新館)の太陽光発電システムを増設し、太陽光発電による電力の自給自足を達成しました。
 従来10.98kw、68枚パネルのシステムで新館使用電力の約8割を太陽光で賄っていましたが、今回5.04kw、28枚パネルを追加して16.02kw、96枚パネルのシステムになり、太陽光による自給率は年間平均で約110%に達する見込みとなりました。
 自給率110%ということは、太陽光によって発電した電力のすべてを新館で使用しても余るということです。
 CO2削減の観点から「原子力発電は環境にやさしいクリーンなエネルギーである」との声も聞かれる昨今ですが、当会は太陽光による電力の自給自足を目指し、10年前から取り組んできました。
 前年度の実績では投下資本の回収に25年かかる計算になり、経済効率の面では決して割に合うものではありません。しかし、原子力発電や火力発電に頼らず、自分たちの使う電気は自分たちで作る「電力使用の自立」というあり方があってもいいように思います。
 発電状況をリアルタイムで示す発電モニターは市民の皆様に公開しており、タッチパネル操作により発電実績もグラフや表で自由に見ることができます。


太陽光発電の軌跡
太陽と緑の会事務局・作業所兼店舗
平成10年2月 1.08kw、8枚パネル設置(財団法人イオングループ環境財団から100万円の助成)
平成12年9月 4.06kw、28枚パネル増設
平成17年2月、火災により全システムが損傷・廃棄
平成18年2月 5.22kw、36枚パネル新規設置(?京セラさんのご好意による10年間保証の適用)
平成19年3月 5.76Kw、32枚パネル設置
平成20年3月 5.04kw、28枚パネル設置
平成20年3月31日現在 16.02kw、96枚パネル